Screaming Eagle Winery スクリーミング・イーグル・ワイナリー
スクリーミング・イーグルワインがカルト化した理由
2000年のオークション・ナパバレーでは、
1992年のスクリーミング・イーグル・カベルネ・ソーヴィニヨンの
6リットルのインペリアル・ボトルが50万ドル(約5千5百万円)で落札されました。
そして、このオークションで最も注目すべき点は、それだけではありません。
通常、オークションで何十万ドルもの値がつくワインは、
ヨーロッパ産で、超希少価値があり、非常に古いものです。
8年物のナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンに
50万ドルを投じてくれる大金持ちがいるということは、
このラベルの重要性、そしてそのカテゴリーの重要性を示しているとおわかりですね?
スクリーミング・イーグルについて知っておくべき8つのこと
スクリーミング・イーグルは、1986年に元不動産業者のジーン・フィリップスによって設立された、生産量の少ないナパ・ワイン専用のワイナリー。
その天才的なワインメーカーから、数十年に及ぶウェイティングリストまで、
スクリーミング・イーグルについて知っておくべき8つのことをご紹介します。
①スクリーミング・イーグルはナパバレーを代表するカルトワインです!
スクリーミング・イーグルは「カルト」なナパのワイナリーです。
何をもって「カルト」と呼ぶのか、公式な定義はありませんが、
そのワインは一般的に入手困難で高品質、そして非常に高価なものです。
スクリーミング・イーグルは、57エーカーのブドウ畑を持ち、
年間生産量は約500ケースで、愛好家のほとんどが名前を聞いたことがあるものの、
試飲できる人はほとんどいません。
②有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏はスーパーファン
スクリーミング・イーグルは、ナパバレー産のカベルネ・ソービにオンを愛する
ワイン評論家ロバート・パーカー氏が、1992年のファースト・ヴィンテージに
100点満点中99点という完璧に近い評価を与えたことで、瞬く間に有名になりました。
その後、1997年のヴィンテージをはじめ、2007年、2010年、2012年のボトリングでパーカーポイント100点満点を獲得しました。
③Screaming eagleは、アメリカで最も高価なワインを造っています。
Wine-Searcherのリストによると、Screaming Eagleは
アメリカで最も高価な2本のワインを造っています。
カベルネ・ソーヴィニヨンはワイナリーとナパ地域を象徴するブドウ品種かもしれませんが、
スクリーミング・イーグルのソーヴィニヨン・ブランは、平均価格5,974ドルでトップの座を占めています。
カベルネ・ソーヴィニヨンの平均価格は3,647ドルです。
④ワイナリーのメーリングリストに登録するには何十年もかかります。
スクリーミング・イーグルの高額な価格は、流通市場で売られているワインの価格です。
中間車の利益が加えられているので、3桁で販売されているワインが4桁に変化をします。
3桁の価格で購入したい場合は、ワイナリーのメーリングリストから直接購入することができます。
しかし、そのためには、まずウェイティングリストに登録しなければなりません。
これは簡単なことではありません。
2012年のインタビューで、ワインメーカーのニック・ギスラソン氏は、
メーリングリストに登録してから登録されるまでに約12年かかると語っています。
⑤悲鳴を上げているワシは、偽造品を取り締まっています。
ボトルが高額であることや、有名な偽造ワイン事件が急増していることを考えると、
愛飲家がスクリーミング・イーグルのカベルネ・ソーヴィニヨンが
本物であることを確信したいと思うのは当然のことです。
2010年のヴィンテージから、ワイナリーはすべてのボトルを
「バブルコード」認証システムで保護しています。
これは、ホイルとボトルの間にラベルを貼り、ホイルとホイルが目に見えて破損しない限り、
セキュリティシールをはがすことができないようにしたものです。
シールの下には、ボトルに固有の識別コードが入っており、
Screaming Eagleのウェブサイトで確認することができます。
ワイナリー訪問の計画は絶対に立てないでください。
生産量が極めて少ないため、観光客に試飲してもらうだけのワインがないのです。
他の多くのナパのワイナリーが、入念に計画された訪問者のための体験を提供しているのに対し、
Screaming Eagleは一般の人には扉を閉ざしています。
スクリーミング・イーグルのオーナーはスポーツ好きの億万長者。
2006年、フィリップス社はスクリーミング・イーグルをチャールズ・バンクスと
スタン・クロエンケに3,000万ドルと噂される非公開の金額で売却しました。
2009年にバンクスを買収した後、クロエンケがこのワイナリーの完全なオーナーとなりました。
クロエンキー氏は、不動産会社で成功し、ウォルマートの相続人と結婚して数十億ドルの資産を築き、ロサンゼルス・ラムズ、デンバー・ナゲッツ、コロラド・アバランチ、コロラド・ラピッズ、イギリスのアーセナル・フットボール・クラブなどを所有しています。