ナパバレーの環境面でのリーダー的な取り組み

ナパヴァレーでは444,000エーカー(約1796平方キロメートル）以上の土地が新規開拓の手から守られています。このおかげで、ナパバレーがブドウ畑だらけにならずに、自然の姿と自然環境を保つことができています。

ナパバレーは、土地の利用と管理について最高の水準を設け、ナパヴァレーにおける農業の伝統と生活様式を守ってきた歴史があり、地元に息づく持続可能性（サステナビリティ）の歴史を引き継ぎ、ナパグリーン認定地やナパグリーン認定ワイナリーといったプログラムを通じて環境面でのリーダー的な取り組みを続けています。

ナパヴァレー農業保護用地

1968年から、ナパヴァレーの環境面でのリーダー的な取り組みが始まりました。ナパヴァレーのワインの造り手をはじめとする地元関係者は、空き地を保護することで地域を将来の過剰な開発から守ろうと考えました。

アメリカで初となる農業保護用地の制定を思いつきました。この土地区画条例によりナパ郡の肥沃な低地と丘陵地は、農業や開かれた空間として利用されることが最善であると定められました。当初は南部のナパからカリストガに広がる23,000エーカー（約93平方キロメートル）の土地が農業用地として保護されていましたが、現在は32,000エーカー（約129平方キロメートル）にまで拡大しています。

土地の保護

1976年にナパ郡土地信託が設置され、土地所有者は保全地役権によって、所有する土地を開発から恒久的に保全・保護することが義務付けられました。今日ナパ郡の約10％に相当する55,000エーカー（222平方キロメートル）以上の土地が保全地役権によって守られています。